今週から土台敷き、墨付け・刻みに入っています。
土台とは105ミリ角の部材で、基礎の上に設置され、柱から受ける荷重を分散して基礎に伝えるものです。
「Y様邸 土工事から基礎工事まで」 ←で基礎に埋設されていた「アンカーボルト」で土台と基礎を緊結しています。
外周部の土台には、腐朽に強い樹種である「檜(ひのき)」を使い、
さらに防腐防蟻剤を材木を加工する段階で内部まで注入しています。
基礎と土台の間には基礎パッキンを挟み込み、基礎と土台を絶縁することで湿気が土台に廻ることを防ぎます。
自然の気流を利用して、床下のすみずみまで換気する事ができる工法です。
床の荷重を受ける部分には90ミリ角の大引き(おおびき)を入れて、鋼製束で支えます。
土台や大引きに取り付けているピンに床下の断熱材を取り付けて、
床下地の構造用合板を貼って、土台敷きの工事は完了です。
土台敷きと同時進行で、木製建具がくる部分には、
込栓(こみせん)用の穴や敷居用板金を差し込む為の溝を先に加工しておきます。
これから化粧梁や化粧柱、垂木などの加工が始まります。
木の家がどのように造られていくのかを、少しでも分かり易くお伝えしていきたいと思います(^^)
A.A